『ジョイ・ラック・クラブ』~4組の母と娘のそれぞれの人生が丁寧に描かれている
あらすじ
“全米でも予想外のヒットを記録した、エイミ・タンのベストセラー小説の映画化。題名のジョイラック倶楽部とは、語り手ジェーンの母が、仲のよい3人の女友達と、それぞれの喜びも幸運も分かち合おうと始めた麻雀会のこと。アメリカに移住して30年。故国に残してきた双子の姉の存在が、母の死に際し語られる。居ても立っても居られぬジェーンは、まだ見ぬ姉たちを訪ねる……。”
出典元:allcinema
作品情報
原題:The Joy Luck Club
監督:ウェイン・ワン
出演:ミンナ・ウェン
タムリン・トミタ
ローレン・トム
ロザリンド・チャオ
公開:1993年
感じたこと
昔話題になっていたというかすかな記憶があるだけで、話の内容をあまり知らずに見たのだけれど、予想外に感動。
本を読むときも映画を見るときも、私はどうも母と娘のつながりや生き方を描く話に感情移入してしまう。
中国からアメリカに移住してきた4人の女性の厳しい生活と、それぞれの娘の生き方との違い。
アメリカで生まれ育ったのに、有色人種として差別を受けたり、自分に自信をもてなかったり、8人それぞれの生き方が丁寧に描かれている。
時代や生まれ育った国が違うからこそ、母と娘のつながりや違和感が、さらに複雑になっていて、その絡み合いを、時には母目線で、そして娘目線でも見ることで、苦しくなったり、うれしくて泣けてきたり。
話がバラバラになることなく、厚みをもった作品になっていて、すごくよかった。
ERのジン・メイじゃん!とか、『クローザー』のタオ!とか、ドラマで何度も見ていた俳優がでていると、ちょっと嬉しくなるのはなぜだろう・・・