きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『レオン』~殺し屋のレオンに愛を与えた少女マチルダ。12歳のナタリー・ポートマンが危うく、そして愛おしい。

あらすじ

“ニューヨークの片隅に立つアパートに暮らす、寡黙で孤独な男レオン(ジャン・レノ)、その正体はすご腕の殺し屋で、トニー(ダニー・アイエロ)という男の仲介を経て暗殺を行っていた。そんなある日、彼の隣室に暮らす一家をスタンフィールド(ゲイリー・オールドマン)とその部下たちが惨殺する。たまたま外出していた12歳になる一家の娘マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、異変を感じてレオンの部屋へ向かって救いを求める。彼女をかくまったレオンは、そのまま一緒に生活を送ることになり……。”

出典元:シネマトゥデイ

 

作品情報

原題:Léon

監督:リュック・ベッソン

出演:ジャン・レノ

ナタリー・ポートマン

ゲイリー・オールドマン

公開:1994年

 

感じたこと

 

ナタリー・ポートマンの演じるマチルダの魅力にあふれた映画。

 

過酷な家庭環境に生きる12歳の大人びた視線。

最初に登場する時に階段の上から投げ出した細い脚。

どぎついのにとても似合っているファッション。

 

不器用で、観葉植物を唯一の友人だとするレオンも魅力的だけれど、マチルダの強さと危うさに目を奪われ続けてしまう。

 

マチルダの家族を殺す麻薬捜査官役のゲイリー・オールドマンは、本当にこういういっちゃってる人を演じるのが上手。

 

銃撃シーンや暴力的な場面も多いのに、それよりもレオンとマチルダの心のつながりが印象に残るのは、リュック・ベンソンの『ニキータ』とテーマが似ているからなのかな。