『オリジン』ダン・ブラウン ~おなじみラングドン教授シリーズ
『オリジン』
著者:ダン・ブラウン
発行年:2018年
あらすじ
“ラングドンとともに逃げるアンブラは、スペイン王太子フリアンの婚約者だが、カーシュ暗殺にはスペイン王宮が関わっている可能性があるという。“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かした映像を見るには、スマートフォンに47文字のパスワードを打ち込まねばならない。カーシュの部屋で手がかりを得たラングドンは、サグラダ・ファミリアに向かう。迫る暗殺者、正体不明の情報提供者。誰が誰を欺いているのか、先の見えない逃亡劇は、衝撃的な結末へ―”
出典元:『オリジン』
感じたこと
ダン・ブラウンのことは『ダ・ヴィンチ・コード』で知った。
当然のようにたくさん出てくる美術作品や宗教的な背景についての知識が不足しているので、ストーリーを追うだけで必死だったけれど、それでも一気に読んでしまう魅力があった。
今回の『オリジン』の舞台はスペイン。
同じようにたくさんの美術作品が出てくるが、インターネットでその作品を探しながら読み進めてみると、臨場感がある。
宗教と科学の対立や述べられている細かな論点は、やはり私には難しくて、ひとつひとつきちんと消化しながら読むことはできなかったけれど、映画になった場面が想像できるようなダイナミックな展開はさすが。
欧州の歴史ある街並みや美術、建築物に触れたくなり、旅行欲まで沸いてくる。
そう思わせる本の力って、すごいな。