きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『信長の原理』垣根涼介 ~信長、秀吉、家康、そして光秀。

 

『信長の原理』

著者:垣根涼介

発行年:2018年

 

あらすじ

“吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。だが、信長には幼少期から不思議に思い、苛立っていることがあった――どんなに兵団を鍛え上げても、能力を落とす者が必ず出てくる。そんな中、蟻の行列を見かけた信長は、ある試みを行う。結果、恐れていたことが実証された。神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。そして、もし蟻も人も同じだとすれば……。やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。天下統一を目前にして、信長は改めて気づいた。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだ――。”

出典元:kadokawa

 

感じたこと

 

歴史小説がどうも苦手で面白かったと思った経験があまりないのだけれど、この本は一気読み。

 

この時代の出来事はもちろん知っているし、信長や秀吉、家康、光秀などのキャラクターも、歴史的な事実を踏まえて、ほぼ想像できる。

 

その上でこの作品を読んでも、話の展開にわくわくした。

 

光秀については、来年の大河の主人公なので、これまた興味深い。

 

歴史って、面白い。

日本史、また勉強しようかな。