『愛と喝采の日々』~あの時の選択が正しかったのか、きっと不安に思うときはあるはず
あらすじ
“マクレーン演じる女性は家庭に幸福を見出し、ダンサーとして立とうとする娘の成長を見守る。一方バンクロフトは、いまだ第一線で踊り続けるかつてのライバル。バレエ界を背景に、二人の女性が互いの生き方に嫉妬し、醜くののしりあいながらも、やがてそれぞれ自分自身を大切に生きたことを認め合う、辛口のソープ・オペラ。”
出典元:allcinema
作品情報
原題:The Turning Point
監督:ハーバート・ロス
出演:シャーリー・マクレーン
アン・バンクロフト
ミハイル・バリシニコフ
公開:1977年
感じたこと
一流のバレリーナになるチャンスがあったのに、妊娠を機に家庭に入ったディーディー。
その生活に幸せを感じていても、かつてのライバルが成功している姿を見たときに、自分の選択が本当によかったのかと不安に思ってしまう。
生きていく中でたくさんの選択をして、ひとつひとつの選択で自分の人生が成り立っていく。
どれが本当に良かったかなんて誰にも分らない。
違う道を選んでいた場合の自分を想像して、答えのない問いを続けてしまう。
マクレーンも素敵だけれど、バリバリと仕事をしてきたのに、一線から退かなければいけなくなって、こちらも自分の人生の選択に悩んでしまうバンクロフトもリアル。
お互いがそれぞれに嫉妬するけれど、逆に言えば、お互いに嫉妬されるくらいある意味では幸せで成功しているってことだよね。
その時、自分が悩んで決めた道を信じるしかないんだと思う。
バレエのシーンがたくさん出てくるけれど、ミハイル・バリシニコフのジャンプの滞空時間がすごい!
バレエやオペラも、一度この目で見て味わってみたいな。