きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『いなくなれ、群青』河野裕 <新潮文庫の100冊> ~捨てられた人だけが暮らす島

 

新潮文庫の100冊読むぞシリーズ第39弾

 

『いなくなれ、群青』

著者:河野裕

発行年:2014年

 

あらすじ

“11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凜々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。”

出典元:新潮社

 

感じたこと

 

ちょうど読み始める前日に、映画化されるとのニュースを見た。

 

そのキャストから、「うーん、もしかしたら若者向けのライトノベルのようなものなのかも。表紙からして、そんな気が・・・」

 

実際読んでみると、あっという間に読了。

 

設定自体がファンタジーなので、ストーリーに無理があっても仕方ないのかもしれないけれど、普段読んだ時の頭に映像が浮かんで次々話が広がっていくような感じがなくて、乗り切れず。

 

読み終わって数日たって内容を思い出してみれば、そんなにつまらない感じはしないんだけど、文章のリズムが私と合わなかったのか、読んだタイミングの問題か。

 

読みやすそうに思える本でも、こういうこともあるよね…