きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『巴里のアメリカ人』~ストーリーではなく、歌やダンスの美しさを楽しむミュージカル映画

 

あらすじ

“パリで画家修業を続けるジェリーが、歌手のアンリと友情を結ぶ。やがてジェリーは、リズという美しい娘と出会い、恋に落ちてしまう。しかし、リズがアンリの婚約者であると知ったジェリーは、いさぎよくリズのことをあきらめるが……。モダン・バレエによる洗練されたミュージカル劇。”

出典元:allcinema

 

作品情報

原題:An American in Paris

監督:ヴィンセント・ミネリ

出演:ジーン・ケリー

レスリー・キャロン

オスカー・レヴァント

公開:1952年

 

感じたこと

ガーシュウィンの曲を使っているということしか知らず、ミュージカルだということも認識せずに見始めた。

 

ストーリー的には、「え、彼とデートあるのに、その後にデートしようって誘われてこの段階でOKしちゃうんだ…」とか、パトロンとの関係性とか、突っ込みどころがたくさんあったけれど、最初にジーン・ケリーが部屋で身支度するシーンとか、彼女を説明する時の場面とか、最後のダンスシーンとかみて、これはストーリーがメインではなく、ガーシュウィンの音楽とダンス、衣装、美術を楽しみ作品なんだなと。

 

『パリのアメリカ人』も『ス・ワンダフル』も、やっぱり素敵だった。

 

古い名画を見ていつも思うけれど、この作品も公開が1952年で、わたしが生まれるよりもずっと前だけれど、こんなに年数がたってもいまだに人の心に訴えかけられる作品は、やっぱりすごいよね。