『精霊の守り人』上橋菜穂子 <新潮文庫の100冊> ~チャグムを守り抜くバルサが魅力的
新潮文庫の100冊読むぞシリーズ第31弾
『精霊の守り人』
著者: 上橋菜穂子
発行年:1996年
あらすじ
“女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。緻密な世界構築をもとに紡ぎ出された壮大な冒険ファンタジー第一弾!”
出典元:新潮社
感じたこと
NHKが綾瀬はるか主演でドラマ化したものを見た。
普段は原作があるものは、本を読んでから映像化作品を見るのに、この作品については珍しく先に映像を見てしまった。
でも豪華な出演者で丁寧に描かれていて、ドラマ自体が結構面白かった。
今回、本を読んでみると、ドラマのキャスティングがぴったりだったんだなと改めて思う(帝の藤原竜也だけはちょっと違ったかな…)。
上橋菜穂子の作品は、『鹿の王』を読んだのが最初で、ファンタジーってこんなに面白いんだ、と感じたのを覚えている。
リアルな世界にはないものだから、自分でどうにでも想像できるって、楽しい!
今回は逆になってしまったけれど、やはり私は何も情報がない状態で、自分で読み進めながら好きなように場面や色や人物を思い浮かべるのが好きだな。
それが読書の醍醐味だと思う。