きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『残るは食欲』阿川佐和子 <新潮文庫の100冊> ~食べることが大好きな人は激しく共感できるエッセイ集

新潮文庫の100冊読むぞシリーズ第18弾

 

『残るは食欲』

著者:阿川佐和子

発行年:2013年

 

あらすじ

“幼い頃から食べることが好きだった。母手作りの素朴な家庭料理を、家族で囲んだ温かな食卓──。大人になった今は一人で作って一人で食べて「私は天才かっ」と一人で叫ぶ。季節外れのローストチキン。深夜に食したホヤ。カビの生えたパンだってちょいちょいっと削れば、あらおいしい。少し孤独。けれど食欲全開、今日も幸せ。雑誌「クロワッサン」の連載をまとめた極上の食エッセイ。”

出典元:新潮社

 

感じたこと

テレビなどでインタビューの受け手としての阿川佐和子を見ることが良くあって、その頭の回転の速さとか、話の聞きだし方とかすごいなぁといつも感心している。

でも、エッセイを読むのは今回が初めて。

 

エッセイというもの自体をあまり読み慣れていないのだけれど、読みながら「わかる!わかるぅ!!!」と激しく共感してしまった。

 

食べることが大好きな私にとって、それぞれのエピソードがいちいちうなずける。

 

そして読みながら、「あ、ミョウガ食べたい」とか「安いなら、イエローテイルをいろいろ飲んでみたいな」とか「今度あの店でカヌレ買ってこよう」とか、食いしん坊モードが全開過ぎておなかがすいた。

 

明日のお昼、何食べようかなぁ・・・