きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『追憶』~バーブラ・ストライサンドの歌うテーマ曲が印象的

あらすじ

“バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード共演による恋愛ドラマ。1937年、大学の創作クラスで出会ったケイティ(ストライサンド)とハベル(レッドフォード)の、その後20年にわたる愛の変遷を激動の時代を背景に描き出す。監督は「雨のニューオリンズ」「ひとりぼっちの青春 」のシドニー・ポラック。共演はロイス・チャイルズ、ブラッドフォード・ディルマン。”

出典元:映画.com

 

作品情報

原題:The Way We Were

監督:シドニー・ポラック

出演:バーブラ・ストライサンド

ロバート・レッドフォード

公開:1973年

 

感じたこと

学生運動の盛んだった世代ではないので、学生時代の政治信条の違いがどれほどその人の恋愛感情に影響を与えるのかは想像することしかできないけれど、それを乗り越えようとするケイティの勢いがすごい。

 

愛情が強すぎて、お互いが求めあい尊重できる間はいいけれど、そのバランスが崩れた時に修復できないほどの溝ができてしまうんだろうな。

 

ハベルと再会した時の必死さが見ていて痛々しくて、共感は全くできない。でも自分を変えようとしていたり、でも自分の核となる信条は捨てられなかったり、とても人間臭く描かれている。

 

ロバート・レッドフォードがスポーツ万能の学生を演じている。『ナチュラル』でも有望なプロ野球選手の役だったし、どんな経歴なのかと調べてみたら、野球の特待生で大学に進学していたので、リアルのスポーツマンだった。

 

見終わった直後はそれほど感動しなかったけれど、数日たってから、ケイティの心の動きや「強すぎる女」の危うさとか気になる部分が結構あって、感動というよりは考える作品だったのかなという印象。