きすけろぐ

翻訳者きすけの頭のなか

『シェルブールの雨傘』~若き日のカトリーヌ・ドヌーヴは果てしなく可愛い

フランス感あふれるおしゃれ映画。

 

あらすじ

“五七年十一月。ジェヌビエーブ(カトリーヌ・ドヌーヴ)はシェルブールの雨傘屋の娘で、近くのガレージに勤める恋人ギイ(ニーノ・カステルヌオーボ)を、深く愛していた。ある日ギイに召集令状が来て、二年間の義務兵役に発つことになった。”

出典元:キネマ旬報社

 

作品情報

原題:Les Parapluies de Cherbourg

監督:ジャック・ドゥミ

出演:カトリーヌ・ドヌーヴ

ニーノ・カステルヌオーヴォ

公開:1964年

 

感じたこと

始まりからあの有名なテーマ音楽が流れる。

ミュージカルということはわかっていたけれど、普通に話すセリフが一言もない、すべて歌にのせたものだったとは、びっくり!

 

ジェヌビエーブの家もお店もギイの家も、壁紙がポップで、おしゃれ。

ギイが兵役に旅立つまでのジェヌビエーブのハーフアップの髪型もとてもキュート。

お母さんのドレスや手袋などの小物も素敵。

お店に飾ってある傘の色と壁紙の対比も素晴らしい。

 

でも、結婚を決めるまでのジェヌビエーブの気持ちもよくわからないし、最後の展開もどうなん?なんで?ともやもやしたまま終わってしまった。

 

あっさりしたドロドロじゃない感情がいいのかな。でも、そんなに割り切れないよね。結婚に悩んでいるけど、相手の気持ちは?ギイ、子供の顔、見なくていいの?などなど、つっこみたくなる部分が多すぎて…

 

でも、カトリーヌ・ドヌーヴのファッションを見るだけでも価値がある作品かな。