『陽だまりの彼女』越谷オサム <新潮文庫の100冊 2018> ~中学の時の初恋の相手との10年ぶりの出会い。好きな人と一緒にいたいという単純な気持ちの大切さが心に染みる物語。
新潮文庫の100冊読むぞシリーズ第6弾
『陽だまりの彼女』
著者:越谷オサム
発行年:2008年
あらすじ
“幼馴染みと十年ぶりに再会した僕。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。でも彼女、僕には計り知れない過去を抱えているようで──その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる! 誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさも、すべてつまった完全無欠の恋愛小説。”
出典元:新潮社
感じたこと
かなり前に映画化されていたのは知っていたけれど、映画としては全く興味がなかったので、ラッキーなことに話のあらすじは全く知識なく読むことができた。
これは、予備知識なしで読むべき本だと思う。
もちろん、甘い恋愛ものなんだけれど、その甘さが嫌いじゃないテイストで、最後まで楽しんで読めた。
若者の恋愛を扱っている話は、読みながら体が痒くなるようなものもあるけれど、この本は純粋に、人を好きになるって単純な気持ちでいいんだよね、若いときなんてそれだけでいいんだよねって思えた。
こんな風に、読んでいてきゅんとなる本も、実は好き。